[メイン] GM : 準備はいいでしょうか
[メイン] 胡桃 : 教えるよ~!
[メイン] 早瀬ユウカ : 教えるわ!
[メイン] GM : では出航だァ~!!!
[メイン] 胡桃 : 出航だァ~~~~~!!!
[メイン] 早瀬ユウカ : 出航〜〜〜〜〜〜〜!!!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : フタリソウサ「喰みず 花水 捨て子花」
[メイン] GM : 調査開始
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : たまり場フェイズから物語は始まる。
[メイン] GM : ふたりのたまり場は往来堂なので、今はそこにいますね。
[メイン] GM : 思い出の品を決めたので、それについて語るRPを挟んでもらえば…
[メイン] 胡桃 : 「あの事件からようやく落ち着いてきたね~~~」
[メイン] 胡桃 : 「ワトソンくん」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「はいはい……って、誰がワトソン君ですか」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「勝手に助手にしないでください、私は債券整理のついでにここにいるだけなんですから……もう」
[メイン] 胡桃 : 「え~~~~~~~?いいじゃん、ユウカぁ」
[メイン] 胡桃 : 「あの事件を解決して以来、葬儀屋だけじゃなく探偵としての仕事もするようになってさ。んで探偵にはバディが付きものじゃない?」
[メイン] 胡桃 : 両手の平で頬杖をつきながら、にやにやとユウカを見る
[メイン] 早瀬ユウカ : 「それは、まあ……」
[メイン]
早瀬ユウカ :
曖昧な顔をして、答えに困窮しつつ。
「……なら、ちゃんと仕事に勤しんでください。本業がおろそかで探偵業が潰れたら、バディも解散ですからね」
[メイン] 胡桃 : 「むー」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「むーじゃありません!」
[メイン]
胡桃 :
帽子を人差し指でクルクルと回す
……祖父から受け継いだそれを
[メイン] 胡桃 : 「わかってるってばー!」
[メイン]
胡桃 :
くるんと回して自らの頭にかぶる
梅の香りが漂った
[メイン] 胡桃 : 「ま、この堂主様の力が必要な事件なんてそうそう起きないと思うしぃ」
[メイン] 胡桃 : 「堂主の仕事に戻りますか~」
[メイン]
早瀬ユウカ :
梅の香りに鼻腔を刺激され、事件当時のことをつい想起させられる。
……お爺さんを亡くされたのよね。それでも気丈に振る舞おうとして…
[メイン] 早瀬ユウカ : 「はい。……私にも手伝えることがあれば、遠慮なく言ってくださいね」
[メイン] 胡桃 : 「うわ!ありがとう!」
[メイン]
胡桃 :
「ではこれとこれとこれとこれとこれとこれとこれとこれと……」
承認や確認が必要な書類を次々渡していく
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………。」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ち、ちょっと!?いくらなんでも多過ぎませんか!?」
[メイン] 胡桃 : 「人は毎日死ぬからねえ」
[メイン] 胡桃 : けらけらと笑っている
[メイン]
早瀬ユウカ :
……う。
葬儀屋の仕事がこんなに大変だとは、計算外だったわ…
[メイン]
胡桃 :
頼りにしてるよ~ワトソンくん
本業でも探偵業でもね☆
[メイン] 胡桃 : そんなこんなで、二人は往生堂で仕事をこなしていく
[メイン] 早瀬ユウカ : 深い溜め息をつきつつ、書類の束に手を伸ばすと……一枚、他と違うものが混ざっていることに気付く。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……手紙?」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 事件発生フェイズ
[メイン] GM : ユウカが手にしたそれは、ふたりの恩師である『桂川貞文』からのものだった。
[メイン] GM : 手紙に目を通すと、先日卒寿を迎えたばかりの恩師。彼はここ最近、体調を悪くしてしまい寝込んでいるようだ。
[メイン]
早瀬ユウカ :
…………。
この名前……昔の先生から?
[メイン] 早瀬ユウカ : 「堂主(せんせい)、ちょっと……これ」
[メイン]
胡桃 :
「どうしたんだいワトソンくん」
手紙を覗き込む
[メイン] 早瀬ユウカ : ……相変わらず距離感バグってるわね。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「いえ……書類の中に手紙が混じっていて、差出人が見覚えのある名前があったので」
[メイン] 早瀬ユウカ : 手紙を見せながら、書かれている内容を要約して伝える。
[メイン] 胡桃 : 「どれどれぇ……おっ桂川せんせーじゃないか~」
[メイン] 胡桃 : 「……体調が悪い?確かに気温が荒ぶってるしね最近」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「そうですね……だいぶお歳を召されてましたし、お身体に何かあったら心配です」
[メイン] 胡桃 : 「よし」
[メイン] 胡桃 : 「お見舞いに行こう!!!」
[メイン] 胡桃 : 「特大のスイカを持って!!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「はい、私も賛成です。教え子の姿が見られれば、先生も元気になってくれるかもしれませんし」
[メイン] 早瀬ユウカ : …………。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……念の為!念の為言っておきますけど、商売っ気を出さないでくださいね!?」
[メイン] 胡桃 : 「大丈夫大丈夫!!」
[メイン] 胡桃 : 「よほどのことが無い限りはね!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「よほどのことがあっては困るんですよ!」
[メイン] 胡桃 : 「まーまーそんなに血圧を上げては大変だよワトソンくん」
[メイン] 胡桃 : 「とにかくお見舞いには行こうよ」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……こほん。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……はい、そうしましょう。その前に……」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……この書類の山を片付けたら、ですけど」
[メイン] 胡桃 : 「(^^)…………」
[メイン] 胡桃 : 「ええい行くったら行くの!!」
[メイン] 胡桃 : ユウカの手首をがしりと掴む
[メイン] 早瀬ユウカ : 「あっ!?ち、ちょっ……!?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 二人飛び出す影ののち、ばたん、と閉まる扉に書類が一枚……床に落ちる。
[メイン] 胡桃 : 「いざゆかーん!!」
[メイン] 胡桃 : そのままばたばたと二人組は恩師のところへと向かうのだった
[メイン] GM : 胡桃が半ば強引にユウカを連れて、ふたりは一軒の日本家屋へと赴くだろう。
[メイン] GM : 立派な門構えの奥には色鮮やかな庭園が広がり、玄関先で貞文の妻である『桂川信代』が出迎えてくれるだろう。
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「あら、お二人とも…お久しぶりです」
[メイン] 胡桃 : 「お久しぶりでーす」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……! 覚えていただけているんですね」
「早瀬ユウカです、桂川先生にはお世話になりました。……その、近頃体調がすぐれないと伺ったので」
[メイン]
胡桃 :
「ふっふっふお見舞いにきました」
どや顔でスイカを掲げる
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「うふふ、胡桃ちゃんもユウカちゃんもうちへ来るのはいつぶり?立派になって、嬉しい限りよ」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「まぁ…!あの人のためにこんなところまで、ありがとうございます。どうぞおあがりになって」
[メイン] 胡桃 : 素直に上がる
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ありがとうございます、ではお言葉に甘えて」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「こちらよ」
[メイン] 胡桃 : 「はーい。せんせー、胡桃ですよー」
[メイン] GM : 案内された部屋では桂川貞文が布団から身体を起こし、庭園を眺めているところだった。
[メイン] GM : 庭では小さな女の子が遊んでおり、既知であるあなたたちは彼のひ孫である『桂川奈緒』であることを知っているかもしれない。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「早瀬ユウカです、突然すみません。お見舞いに来ました……」
[メイン] 早瀬ユウカ : あれは……奈緒ちゃんだっけ、大きくなったわね……
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「おや?君たちか。久しぶりだね」
[メイン] 胡桃 : 「お身体の具合は~?」
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「見舞いだなんて、そんな大層な病気でもないがね」
そう笑う彼の顔は、やはり体調が悪いのかやつれている。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「無理されないでください……あっ、それとおめでとうございます、卒寿の方も」
[メイン] 胡桃 : 「うん、おめでとうございます」
[メイン] 胡桃 : (……私相手に嘘が通じるわけもないのに。全くこのおじいさんは)
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「ははは、ありがとう。歳ばかり重ねてしまったようなものだがね」
[メイン] 胡桃 : 彼の身体をつぶさに観察しつつ
[メイン] GM : 顔色は優れないが重い病気ではないように見える。
[メイン] 胡桃 : なるほど…
[メイン] 早瀬ユウカ : 「(……ちょっと!いくら恩師だとはいえ、あまり失礼のないようにしてくださいね?)」
[メイン] 胡桃 : 「(わーかってるって!)」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「こほん……そういえば、あちらはひ孫さんですか? 以前にお会いした時からだいぶ大きくなられて……」
[メイン] 胡桃 : その言葉に釣られて庭の方に視線を向ける
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 庭では少女がきゃっきゃっと楽しそうに遊んでいる。
[メイン]
胡桃 :
「うわデカっ」
もう私に追いつきそうじゃない?子供の成長はっやー
[メイン] 胡桃 : 「元気なお孫さんだねー」
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「…奈緒はまだ3歳だから君に届くのは当分先だがね」
「君たちが奈緒に前に会ったのは赤ん坊の時だったか、子供の成長は早いものだねぇ」
[メイン]
胡桃 :
「そうだねぇー」
人間はあっという間に育って、そしてあっという間に死んでいくんだよねえ
[メイン] 胡桃 : やや遠い目をして
[メイン] 早瀬ユウカ : ……本業が本業だけに、思うところがあるのかしら……やっぱり。
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「そんなところにいつまでも立ってないで、座って座って」
「君たちも立派にやってるそうじゃないか、話を聞かせてもらっていいかね?」
[メイン] 胡桃 : 「お聞きになりたいですかこの堂主の武勇伝!!!!」
[メイン] 胡桃 : 桂川先生の隣にぽすんと座ってべらべらと喋り始める
[メイン]
早瀬ユウカ :
「でっ、では……って、ちょっと!?」
「……そうだ、聞いてください!この人が……!」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : ははは。と笑いながら胡桃の話に聞き入っている。
[メイン] 早瀬ユウカ : 桂川先生を挟むようにして、話にツッコミを入れる。
[メイン] GM : 積もる話もあるだろう、用意された茶菓子に手を伸ばしながら談笑を楽しんでいた。
[メイン] GM : 30分ほど話した後、自分の茶菓子が切れた事に気づいた貞文が誰かを呼ぶ。
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「はい」
静かな声で入ってきたのは1人の女性だ。
[メイン] 胡桃 : まずい喰いすぎた
[メイン] 早瀬ユウカ : 少しは遠慮してください!?
[メイン]
胡桃 :
「すみません話が弾み過ぎました」
口の周りに菓子の欠片がついたまま
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「はっはっはっ。いいんだよ、君たちも私にとっては孫のようなものだからね」
「遠慮しないでどんどん食べなさい」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「緑、智久が替えの茶と菓子を用意していると思うから持ってきてくれ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「す、すみません……」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「わかりました」
と返事をすると彼女はそそくさと部屋から出ていく、去り際どこか睨まれた気がした。
[メイン] 胡桃 : 「……ん」
[メイン] 胡桃 : 何いまの?と思いつつ
[メイン]
胡桃 :
「智久さんってどなたでしたっけ」
少しとぼけながら聞く
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「うん?話していなかったかね?」
「智久はうちの長男で料理人をやっていてね、台所の管理をしているよ」
[メイン] 胡桃 : 「ああそうでしたそうでした」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「広いお屋敷ですもんね……ご家族はみなこちらに?」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「そうだね。私、妻の信代、長男の智久とその妻の緑、長女の祥子、孫の拓実、ひ孫の奈緒…今は7人で住んでいるよ」
[メイン] 早瀬ユウカ : ふんふん…つまり、奈緒ちゃんは孫の拓実さんのお子さんかしら…
[メイン] 胡桃 : 聞いてみちゃおうか☆
[メイン] 胡桃 :
[メイン] 胡桃 : あミスった🌈
[メイン] 胡桃 : 孫じゃなくてひ孫や🌈
[メイン] 早瀬ユウカ : 🌈
[メイン] 胡桃 : ひ孫って孫の子供だっけ?
[メイン] 早瀬ユウカ : ええ、だからお孫さんのお子さんで合ってると思うわ
[メイン] 胡桃 : うわ!わかった
[メイン] 胡桃 : 「今日は全員このおうちにいらっしゃるんですかー?」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「ああ。今日はみんなうちにいるよ」
[メイン]
胡桃 :
「ふんふん……」
賑やかな家族だな、と思いつつ
ひ孫ちゃんを見守って次のお茶を待つのだった
[メイン] GM : 暫し待てば、彼女は美しい花が散らされた盆と一人分のお茶と人数分の菓子を持ってくる。
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「胡桃さん達のお茶は今淹れると冷めてしまうので、飲み終えましたらまた呼んでください」
やはり、どこかきつめの視線をあなた達に向けながら彼女は去っていく。
[メイン] 胡桃 : 「…………」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「い、いえ、おかまいなく……もう少ししたら帰りますので……」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「…おや?」
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「これは、庭で咲いている花か。こう布団にいちゃ近くで見ることも構わないから、緑も気が利くな」
と盆の花をみて貞文は喜ぶだろう。
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : そして茶を半分ほど飲み干す。
[メイン]
胡桃 :
「へ~!」
どういうお花だろう
[メイン] 早瀬ユウカ : ……あまり詳しくないけれど、こういう盆の彩りだったりするのかしら。
[メイン] GM : ピンクや紫の花が添えてある。
[メイン] 胡桃 : わかった
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : お茶を飲み、一息つくと真剣な顔になる。
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「実は手紙を出したのには別に理由があってね」
[メイン] 胡桃 : 「!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……というと?」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「秋も深まり、そろそろ冬がやってくる。もうこんな歳だ、冬を越せるかもわからない」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「死ぬ前に君達に託したいことがある、それは家族の話だ」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「私にはそこそのの遺産がある。この家を始めとしてな」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「その遺産は私の死後、家族に相続されるはずだがそこで遺産をめぐる争いがあっては敵わない」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「だから私は遺言を残す事にした。その証人に胡桃くん、ユウカくん…君達にはなって欲しい」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「家族を疑っているわけではないが、私が遺言を書かないうちに遺産を狙う可能性もなくは……ない。ないとは思うが、0ではない」
[メイン] 胡桃 : 「…………承りました」
[メイン] 胡桃 : 正座に直り、厳かな口調で告げる
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
同様に真剣な面持ちで頷く。
「……はい、私たちがお力になれることであれば」
[メイン] 胡桃 : 「この第77代往生堂当主が桂川貞文の遺言を聞き届けましょう」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「…ははは。君達ならそう言うと思ってくれていたよ」
[メイン]
桂川貞文(かつらがわ さだふみ) :
「ありがとう。では早めに場を設け、遺言の作成を……」
そこで突如貞文の動きが止まる。
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「う、ぐああああああ」
[メイン] 胡桃 : 「先生?」
[メイン] 胡桃 : 「先生!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………えっ、なっ……」
[メイン]
GM :
君達が異変に気づき、声をかけようとした途端
貞文は頭の痛みを訴え嘔吐する。
[メイン] 胡桃 : 「ユウカっ、救急車を!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!はっ、はい!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
スマホに素早く1、1、9を叩き込む。
「もしもし!?急病人が…!!」
[メイン]
胡桃 :
「すみません!だれかー!」
あとは屋敷の人を呼びつつ先生の容態を診るかな
[メイン] GM : 慌てて救急へ連絡する君達へ彼は唸るように告げた。
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「毒を盛られた」
[メイン] 胡桃 : 「!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!?」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : 「犯人を…探してくれ」
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 騒ぎを聞きつけた若い男が、部屋へ入ってくる。 君達に話を聞くと急いで家族へ伝えに行くだろう。
[メイン] 胡桃 : 「は、犯人って…」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……先生!!すぐに救急車が来ます、気を強く持って…!!先生っ!!」
[メイン] 桂川貞文(かつらがわ さだふみ) : その言葉を最後に、倒れ伏してしまう。
[メイン] 胡桃 : 「…………」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「──っ……」
[メイン] 胡桃 : 「ユウカ、呼んでくれた?」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……っ……」
「は、はい……!直ちにこちらへ向かうと……!」
[メイン] GM : ではこれより初動捜査を行うことができる。
[メイン] GM : 救急が来るまでに1つだけ調べることができる。
[メイン] 胡桃 : 私たち二人で1つだけ?
[メイン] GM : ああ。
[メイン]
胡桃 :
ユウカどう思う?
私は調べるならお茶でいいと思うが…
[メイン] GM : 知ってたカードを胡桃に渡すから内容を見て欲しい。
[メイン] 胡桃 : ! わかった
[メイン] 早瀬ユウカ : ううん……救急が到着してからだと、先生の身体を直接調べるのが難しくなるかも、とは思いますが……
[メイン] 胡桃 : ああそうか…
[メイン] 胡桃 : と思ったけど調査項目は私に手渡されたやつから調べるらしい
[メイン] 早瀬ユウカ : !
[メイン] 胡桃 : 「…………」
[メイン] 胡桃 : フータオはおもむろに立ち上がるとすたすたと台所のある方へ早足で歩いていく
[メイン] 胡桃 : 「お茶を淹れたならあるはずだ…やかんなり急須なり」
[メイン] 胡桃 : 調べるぞォ~!
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン]
GM :
わかった台所だな。
ん~…《現場》でいいでしょう。
[メイン]
GM :
で、初動捜査だから
有利な状態でキーワードの調査ができる。
[メイン] 胡桃 : !
[メイン] 早瀬ユウカ : !
[メイン]
GM :
この時提示した技能を持っていれば有利状態でダイスを振れる。
有利時はダイス3個、通常時は2個、不利時は1個になる。
[メイン] 胡桃 : 現場あります!
[メイン] 早瀬ユウカ : 流石探偵ね!
[メイン] 胡桃 : あーでも初動だから自動的に3個?
[メイン] GM : ああ。
[メイン] 胡桃 : 3dt 有利 3DT(2,3,10) > 成功
[メイン] 胡桃 : そおい!
[メイン] GM : 台所に置かれた急須には「②彼岸花の花や根」が入っていた。恐らくこのせいだろう。
[メイン] 胡桃 : うわぁ…
[メイン] 早瀬ユウカ : 「この花弁……やはりヒガンバナですね、鱗茎部に強い毒性を持つ有毒植物です」
[メイン] 胡桃 : 「!」
[メイン]
胡桃 :
「やるじゃないか……ワトソンくん」
「おそらく先生はこれを飲んで倒れられた」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……はい、その可能性が高いかと。」
倒れた先生の方を振り返りつつ。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「一般には観賞用にも用いられますし、桂川先生も気に入られていたみたいでしたので口には出せませんでしたが……」
[メイン] 胡桃 : うんうん、とユウカの言葉に頷きつつ
[メイン]
胡桃 :
「……もう調べられる時間的猶予はなさそうだ……」
「救急車が来るまで先生についていよう」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……はい。」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……もし、私がもう少し早くこのことを……
[メイン] 早瀬ユウカ : 床に倒れ伏す先生を視界の片隅に、鼓動だけが耳元で高鳴り……
[メイン] 胡桃 : 「ユウカ」
[メイン]
胡桃 :
「そんなしょげた顔しないの」
「私は”売り込み”に来たんじゃないんでしょ?」
[メイン] 胡桃 : 「それよりこの事件について考えを巡らせたまえよワトソンくん!」
[メイン] 胡桃 : まだ死んだとは確定していないのだから
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン] GM : 初動捜査が終われば、君達の元へ慌てて信代がやってくる。
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「お二人が救急車を呼んでくれたんですね?ありがとうございます」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「貞文さんは孫の拓実に付き添いを頼みました」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「私たちはこの事を通報しようとは思いません、あの人が何を言ったか知らないけれど、犯人がわかっても警察に突き出すようなことはないように」
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
「調べるのなら構いませんが、大事にせずお願いしますね」
信代は一礼すると、どこかへ去っていく。
[メイン] 胡桃 : 「…………」
[メイン]
胡桃 :
「ヨシ調査を開始しようかワトソンくん!!」
忠告をガン無視してユウカに笑いかけた
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 私たちの恩人である桂川先生がこんな目に遭っておきながら……大事にするな、ですって!?
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ええ、上等よ…! やってやろうじゃない!!」
[メイン] 胡桃 : 「ま、かなりきな臭すぎるからね~…今のおばあちゃんの言葉といい、緑さんの態度といい」
[メイン] 早瀬ユウカ : なんというか……胡桃堂主が私の探偵で良かったわ。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……確かにそうですね。元より、桂川先生も遺産争いがどうとか、そういった話をしていましたし……ここにいる家族全員に動機がある」
[雑談] system : [ 早瀬ユウカ ] 余裕 : 3 → 5
[メイン]
胡桃 :
「………………そうだねぇ」
気になる点もいくつかあるが…
[メイン] 胡桃 : 「とにかくまずは調べてみよっかー」
[メイン]
早瀬ユウカ :
頷く。
「わかりました。補佐ならお任せください、堂主」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 捜査フェイズ
[メイン] GM : ではサイクル1
[メイン]
早瀬ユウカ :
桂川家の長男の妻、桂川緑に話を聞くわ!
出されたお茶に毒が盛られていた以上……現状最有力犯人候補は彼女のはず…!
[メイン]
GM :
わかった。
シチュエーションを決めてくれ。
[メイン] GM : …の前に探偵の癖をくれ。
[メイン] 胡桃 : これは私が振るのんか?
[メイン] GM : ああ。
[メイン] 胡桃 : 1d6 まずこうかな? (1D6) > 1
[メイン] 胡桃 : SHEG 事件に夢中表 異常な癖・事件に夢中表(4) > 考え事をしていて、誰の声も聞こえない
[メイン] 胡桃 : なるほどこうか
[メイン] GM : ああ。
[メイン] 早瀬ユウカ : なるほど…
[メイン] 胡桃 : 私がめっちゃ考え事しててユウカに返答できないからしかたなくユウカが聞き込みするとかどうだ
[メイン]
早瀬ユウカ :
いいですね、そうしましょうか
……いや、私にとってはよくないんですが…!
[メイン]
胡桃 :
「………………………………………………………………」
ユウカのとなりで探偵はぶつぶつと独り言を言いながら考え事に没頭していた
[メイン] 胡桃 : 髪の毛の先を指でくりくりと弄繰り回したりしている
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………」
堂主、考え込んでるみたいね……今の間に、私から手がかりを集めておかないと…!
[メイン]
早瀬ユウカ :
というわけで、人から話を聞くなら「向こうから」か「VS容疑者」あたりが良さそうだけど……
せっかくだし、一番犯行しやすいってことでシチュエーションは「VS容疑者」!
[メイン] GM : わかった。
[メイン] 早瀬ユウカ : EVV VS容疑者 VS容疑者/イベント表(5) > 脅される(P.193) どうやら、自分たちは脅されているようだ。
[メイン] 胡桃 : ゾッ
[メイン] 胡桃 : あーこれGMの負担になるやつか
[メイン] 早瀬ユウカ : (これGMも結構大変よね……)
[メイン] GM : まあいいでしょう 来い。
[メイン] 早瀬ユウカ : !
[メイン] 胡桃 : いけっ!ユウカ! 桂川緑に”とっしん”!
[メイン] 早瀬ユウカ : ピカー!
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……桂川緑さん、ですよね」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 台所の方でうろたえている緑にユウカは声をかける。
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「…はい。その通りですが」
ジロリと睨むような目つきでユウカを一瞥する。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……う。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……桂川先生……桂川貞文さんから頼まれているんです。毒を盛られた、犯人を探してくれ……と。私たちは先生の教え子というだけではなくて、探偵業でもありますから」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「桂川先生のことはお辛いとは思いますが……お話を伺ってもいいでしょうか、私たちも恩義に報いたいんです」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「…おじいさまから!?」
ぎょっとした顔を見せると、
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…話を仰られても、私たちも突然のことで何が何やら…」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 再び鋭い視線をユウカに向ける。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……引くわけにはいかないわよ、この程度で…!
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……では、単刀直入に。先ほど私が『毒を盛られた』と言ったこと……お気付きですか?」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…もしかして、お茶とお菓子をお持ちした私を疑ってらっしゃるんですか!?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「実際、お茶から毒性植物であるヒガンバナの球根も見つかっています。……心苦しいですが、少なくとも状況証拠としては十分かと……ですので」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「お話をお伺いできれば……というのは、そういうことです。自分が犯人でないというのであれば、疑いを晴らすに足る理由を聞かせていただければと」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「………」
イライラした様子でユウカを睨みつけて、
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「おじいさまに毒を盛るなんて、そんなことを私がやるわけありません」
「疑いを晴らすもなにも、やってないんですからそれが証拠です!」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……っ……頑として譲らないつもりね…!
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「あまり私を侮辱するようなら、弁護士を呼ばせてもらいますよ!?」
[メイン]
胡桃 :
「……………………………………………」
隣でずっと黙っている
[メイン] 胡桃 : 「そうか」
[メイン] 胡桃 : 「ちくわ大明神」
[メイン]
胡桃 :
「……………………………………………」
そのまま再び考え込みはじめた
[メイン] 早瀬ユウカ : 何よ今の!?
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………っ……」
……しまった、怒らせちゃったかしら……疑いはあるにせよ、容疑者が確定していない段階で敵を増やすのはよくないわよね……
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ごめんなさい、糾弾したりするつもりはなかったんです。ただ、この状況からして緑さんに周囲の疑いの目が向くことも事実……」
「情報さえ手に入れて、私たちが緑さんへの疑念を取り除く力になれれば……って…!」
[メイン]
GM :
《説得》または《ビジネス》を振ることができる。
この判定では探偵は不利を得る。
[メイン] 早瀬ユウカ : これが……ビジネス謝罪!
[メイン] 早瀬ユウカ : 3as 有利 3AS(6,6,1) > スペシャル(余裕2点と、探偵から助手への感情を獲得)
[メイン] 胡桃 : 1dt 不利 1DT(6) > スペシャル(助手の余裕を1点獲得)
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 余裕 : 5 → 7
[メイン] 胡桃 : 「たらこ大魔神」
[メイン] 早瀬ユウカ : だから何よ今の!?
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 余裕 : 7 → 8
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「…ごめんなさい。私もついかっとなってしまって…」
「私子供の頃から目つきが悪くて、いつもこうやって疑われるんです」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…だからまたか…って」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「そ、それはそれは……」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……じゃあ、あの時も別に私たちのことを邪険にしてたわけじゃなかったんだ。
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「おじいさまがあのようなことになって、私や他の家のもの困っています」
「どの様な情報が必要でしょうか?」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……! ありがとうございます!」
「え、えっと……それじゃ……」
[メイン] 胡桃 : 「…………お茶…………」
[メイン] 胡桃 : それだけ呟いた
[メイン] 早瀬ユウカ : ……!
[メイン]
早瀬ユウカ :
「お茶……のことについて…!」
「お茶を淹れて、私たちのもとへ運んでいたとき……なにか気付いたことは?」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「……智久さんがそばにいましたけど、それだけです」
「あの人がお茶に何かおかしなことをする様子はありませんでした」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…あっ、でも」
[メイン] 早瀬ユウカ : 桂川智久……彼女の夫で、桂川家の長男よね……
[メイン] 早瀬ユウカ : 「!」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「お茶を用意してるときに奈緒ちゃんが台所に入ってきましたね」
「でもあの子が毒を入れるなんて、そんなことをするはずが…」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……奈緒ちゃんが?」
[メイン] GM : ④桂川奈緒を獲得
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「はい」
こくりと頷いて。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……ともかく、私たちの監視の外でお茶に触れることができたのは、桂川緑、桂川智久、桂川奈緒……の三人ってことかしら。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ありがとうございます、非常に参考になりました。……ほら、堂主」
[メイン] 胡桃 : 「フィンセント・ファン・ゴッホ」
[メイン] 胡桃 : 意味不明なことを言いつつ頭を下げる
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 胡桃の挨拶に困惑しながらも、同じように頭を下げて2人を見送る。
[メイン] 胡桃 : 「…………っと」
[メイン] 胡桃 : 「ワトソンくんおつかれ。もしかして何かしてくれてた?」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……。まあ、助手の役割くらいは」
少し口を尖らせて。
[メイン] 胡桃 : 「何を聞き出してくれたんだい~?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……というか、本当に聞いてなかったんですね……ええと」
[メイン] 早瀬ユウカ : 一通りの内容を伝える。……桂川緑の目つきが生まれつきであることも。
[メイン] 胡桃 : 「───────────────────ありがとう」
[メイン] 胡桃 : 「極めて大きな情報だね!」
[メイン] 胡桃 : ぱちりとユウカに対してウィンクをし
[メイン] 早瀬ユウカ : 「!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ふふっ、そうでしょう!伊達に探偵助手じゃあありませんから!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………。それはそれとして、堂主もちゃんと働いてくださいね……ここに来る前みたいに、仕事を投げ出しちゃダメですからね?」
[メイン] 胡桃 : 「わーかってる」
[メイン] 胡桃 : 「……ユウカが聞き出してくれた情報は大きい」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン]
胡桃 :
「この事件、桂川先生は急須に入っていたお茶を喰らったことが原因で間違いない」
「そしてそれができるのは急須に触れた人物だけだ」
[メイン]
早瀬ユウカ :
頷く。
「ええ。そうなると……」
[メイン]
胡桃 :
「犯人……あるいは”惹起者”は桂川緑、桂川智久、桂川奈緒の3人の誰かということになる」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………"惹起者"?」
[メイン]
胡桃 :
「事件じゃなくて事故なのかもね、もしかしたら」
くすりと笑い
[メイン] 早瀬ユウカ : ……よくわからないけど、考えを巡らしていたさっきの間に……何か思いついたのかしら?
[メイン]
胡桃 :
「ま、見ててよ」
「ピースを埋めていくからさ」
[メイン] 胡桃 : まず癖を振り直します
[メイン] 胡桃 : 1d6 (1D6) > 1
[メイン] 胡桃 : SHEG 事件に夢中表 異常な癖・事件に夢中表(8) > 事件の流れをぶつぶつと喋り始める
[メイン] 胡桃 : わかった
[メイン] 胡桃 : EVW なぜ? なぜ?/イベント表(4) > 事件のおさらい(P.174) ホワイトボード、黒板、ノート。 なんでもいいから、書くものが必要だ。 今から、事件についてまとめるのだから。
[メイン]
胡桃 :
そうして二人は場所を庭園に移す
つい先刻まで桂川奈緒が遊んでいて、それを先生が見守っていた場所へ
[メイン] 胡桃 : 「さてユウカくん」
[メイン] 胡桃 : 「じゃなかったワトソンくん」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……どっちでもいいですけど」
[メイン] 胡桃 : 「なぜ庭に来たのか分かるかね」
[メイン] 胡桃 : 探偵っぽく、へんてこな口調で
[メイン]
早瀬ユウカ :
何の真似事だろう…
「庭? ええと……」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……確か、桂川先生が言ってましたね。お盆に乗った花が庭の花と同じで綺麗だと」
「それがヒガンバナ……服毒の原因だったため、それを調べる目的…でしょうか?」
[メイン] 胡桃 : 人指し指を振る
[メイン] 胡桃 : 「おそらく」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「え?」
[メイン] 胡桃 : 「盆に載っていた花と、急須に入れられた花は違う」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「それって……」
[メイン] 胡桃 : 「そして」
[メイン] 胡桃 : 「このお庭に、縁のある人物がいるんだよねえ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン]
胡桃 :
「そう、先生のひ孫の奈緒ちゃんだ」
「彼女、このお庭で目撃されてるんだ」
[メイン] 胡桃 : 「そしてこの庭に……あるはずなんだ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「なっ、なにが…!?」
[メイン] 胡桃 : 「できれば本人に聞きたいんだよね……なのでちょっとパフォーマンスしまーす」
[メイン] 胡桃 : 「そいっ」
[メイン] 胡桃 : そう言うとどこからともなく取り出したのは……ホワイトボード
[メイン] 早瀬ユウカ : 「!!?!!?!!?!?」
[メイン] 胡桃 : この緑豊かな庭にはあまりに似つかわしくないが
[メイン] 胡桃 : 「さあまずは一からこの事件を整理してみよう!」
[メイン] 胡桃 : 「私たちは先生が卒寿を迎えられたこと、そして体調が悪いことを知ってここに来た」
[メイン] 早瀬ユウカ : いや、その前に……どこから出したんですそれ…!?
[メイン] 早瀬ユウカ : ……頷く。
[メイン]
胡桃 :
きゅっ、きゅっ、と
先生の似顔絵と”90 yo"という文字を付けたす
[メイン] 胡桃 : 「そして私たちはお茶を楽しみ……」
[メイン]
胡桃 :
胡桃とユウカのデフォルメした絵を書き足していく
ユウカが極端に下半身が太いに対して胡桃は折れそうなほど細い
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………。」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「胡桃ちゃん?」
[メイン]
胡桃 :
「緑さんが持ってきた”おかわり”の盆には、色とりどりのお花と」
スルーしつつ
[メイン]
胡桃 :
髑髏のマークを付けたす
「彼岸花の毒入りのお茶!倒れたこと自体はこれが原因で間違いない」
[メイン]
早瀬ユウカ :
…………。
少し不満げにしつつも、再度首を縦に振る。
[メイン] 胡桃 : 「このお茶はどうやって淹れられたのか?緑夫人に間違いはないでしょう」
[メイン] 胡桃 : 「ただ、そこが厨房である以上は……料理人の智久さんの眼を盗むのは難しかったはず」
[メイン] 胡桃 : 大人の男女をそこに書き足して…
[メイン] 胡桃 : 「ただそこにもう一人……」
[メイン]
胡桃 :
その隣に
小さな女の子を書き足す
[メイン] 胡桃 : 「奈緒ちゃーん」
[メイン]
胡桃 :
「居るなら、出てきてほしいな~」
ここを遊び場にしていた少女を呼び出そうとする
[メイン] 早瀬ユウカ : 「えっ?」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 胡桃が名前を呼ぶと、ひょこりと庭の茂みから顔を出す。
[メイン]
胡桃 :
「おいでおいで」
にこにこと手招きする
[メイン] 胡桃 : 「お姉ちゃんといっしょにお話ししよ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……こら!いたいけな少女に変なこと教えるのは…!」
[メイン] 胡桃 : 「重要なことだからさ」
[メイン]
胡桃 :
あれっ
私どういうやつだと思われてるんだ…?(^^)
[メイン] 早瀬ユウカ : …………。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……それで、奈緒ちゃんがどうかしたんですか?」
[メイン] 胡桃 : 「うふふ、奈緒ちゃんに聞きたいことがあるんだ。この庭園のことでね」
[メイン]
胡桃 :
「こっちおいでー!赤いお姉ちゃんと青いお姉ちゃんと一緒にお話ししようよ」
「お花みたいで綺麗でしょ(適当)」
[メイン] 胡桃 : 3dt 有利 3DT(4,6,7) > スペシャル(助手の余裕を1点獲得)
[メイン] 胡桃 : ③を抜きにかかるぞ~
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 余裕 : 8 → 9
[メイン] 早瀬ユウカ : as 通常 AS(1,3) > 失敗
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「…?」
ポカンとしながらも、とてとてと2人の元へ歩いてくる。
[メイン] 胡桃 : 「かわいいね~」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「かわいいわね…」
[メイン] 胡桃 : 「ね、ね、奈緒ちゃん。この堂主に教えてくれるかい?」
[メイン] 胡桃 : 「このお庭のお花。最近、摘んだかい?」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「えへへ…ありがと~」
ニコニコと子供らしい笑顔を向けて。
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「うん。いいよ」
「なおね、このお庭のお花が大好きなの」
[メイン] GM : そう言って指を指した先にある花は撫子と桔梗。
[メイン] GM : ③撫子や桔梗を獲得。
[メイン] 胡桃 : 「うんうん、私もお花が好きだよ。見てこの帽子、梅の花を付けてるの!いい匂いするでしょ」
[メイン]
胡桃 :
しゃがみ込んで幼女と視線を合わせ
にへへ、と笑いつつ
[メイン]
早瀬ユウカ :
小さい子と仲良くなるのが上手いわね……
……それはそれとして。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……今のが、聞きたかった話……ですか?」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「ほんとだ~!とってもかわいいし、いい匂い~!」
顔を胡桃の帽子の方に寄せて、鼻をくんくんとさせて。
[メイン]
胡桃 :
「お~よしよし」
奈緒ちゃんが倒れないようにしつつ
[メイン]
胡桃 :
「まあね。あの盆に乗ってたのは……撫子と桔梗だったように思う」
ユウカに対して頷く
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……そういえば」
お盆の上にあったのは、そこに見える紫とピンクの花弁……だったような。事件の時はちょっと気が動転してて、勘違いしてたけど……
[メイン] 早瀬ユウカ : 「じゃあ……お盆の上にお花を置いたのも、奈緒ちゃん?」
[メイン] 胡桃 : 「……奈緒ちゃん、どうかな?最近、あのお花で、なにかしたかな?」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「うん!そうだよ~!お盆に乗せたの」
[メイン] 胡桃 : 「…………そっか」
[メイン] 胡桃 : 「奈緒ちゃん、あの二つ以外に、好きなお花とかあるかなー?」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「他に~?」
くるりと後ろを向くと、赤い花の方を指差して。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………っ!」
[メイン] 胡桃 : きゅ、と
[メイン] 胡桃 : ホワイトボードで赤い花を書き終える
[メイン] 胡桃 : 「謎を解きにかかろう」
[メイン] 胡桃 : 「ありがとうね奈緒ちゃん。後でまた、呼ぶかも知れないからそれまでお庭で遊んでて」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 頷き、パタパタとその場からかけていく。
[メイン] 胡桃 : 探偵アクション!フタリソウサ!
[メイン] 早瀬ユウカ : !
[メイン]
GM :
わかった。
好きな感情を強い感情へ変えてくれ。
[メイン] GM : では…フタリソウサシーンへ入る。
[メイン] 胡桃 : 『⑥』を抜きにかかるぞ!
[メイン] GM : 2人がさらなる調査へ向かおうとすると、先ほどこの場を後にした桂川奈緒が暗い顔をして戻ってくる。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「あら、奈緒ちゃん……どうかしたの?」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「どこを探しても、いないの」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「ひいおじいちゃん、どこいったの?」
と不安そうに尋ねてくる。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……っ……それは……」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……胡桃の方を振り返る。
[メイン] 胡桃 : 「全ての人には終わりがある」
[メイン] 胡桃 : 「私はそれを飾る仕事をしている」
[メイン] 胡桃 : 「でも、今日が桂川貞文のそれではない」
[メイン] 胡桃 : 奈緒の顔を見て、にこりと微笑む
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!」
[メイン] 胡桃 : 「だいじょうぶだよ。でもその前に……大事なお話をしなきゃね」
[メイン] 胡桃 : 「ユウカ!」
[メイン] 胡桃 : 「キミが引き出してくれた情報。お茶に干渉できるのは誰と誰と誰だった?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「えっ? えっと……」
[メイン]
早瀬ユウカ :
指を折りながら。
「堂主も言っていた通り……桂川緑、桂川智久、桂川奈緒……の三人、です」
……まあ、厳密に言うと私たち二人も入るのだけれど……それこそ桂川先生の目に留まるだろう。
[メイン] 胡桃 : 「うん」
[メイン] 胡桃 : 「そして……お茶を淹れたのは緑さん。同じ部屋に智久さんも居るわけで、この二人のどちらかが犯人と仮定すると、互いの奇行に気付かないとおかしい」
[メイン] 胡桃 : 「つまり……」
[メイン]
胡桃 :
しゃがみこんで
奈緒ちゃんの肩に優しく手を置く
[メイン] 胡桃 : 「奈緒ちゃん」
[メイン] 胡桃 : 「急須に、赤いお花を入れたね?」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
こくりと頷いて。
「なお、ひいおじいちゃんがげんきないから、げんきになってっておもって」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「おはないっぱいあげたの、おじいちゃんがつくってくれるごはんみたいにきれいにしてあげたの」
[メイン]
桂川奈緒(かつらがわ なお) :
「おはなのおちゃよろこんでくれたかなぁ」
2人を見上げる奈緒の手には女郎花が握られている。
[メイン] GM : ⑥『曽祖父を元気にするため、綺麗なお茶やお花を見せたかった。』獲得。
[メイン] 胡桃 : 「よしよし、いい子、いい子……」
[メイン] 胡桃 : そのまま頭を撫でる
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……っ……」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「ひいおじいちゃん、げんきになってくれたかなぁ?」
[メイン] 胡桃 : 「………………」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ええ、ひいおじいちゃんは喜んでいたわ!庭で咲いている花を近くで見られるなんて嬉しいって言ってたの、私たちがちゃんと聞いたもの!」
[メイン] 胡桃 : 「!」
[メイン] 胡桃 : 「うん……そうだね」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……だから、あとでひいおじいちゃんに、ちゃんと緑ちゃんの気持ちを伝えてあげましょうね」
[メイン] 胡桃 : (ありがとうね……ユウカ)
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「…うん!なお、ちゃんとひいおじいちゃんに話すね!」
[メイン]
胡桃 :
(私って嘘つきだからさ。ありもしない話をするところだったよ)
(ユウカは完全に嘘はつかずそこまでの配慮を……)
[メイン] 胡桃 : 「うん、それがいいよ」
[メイン] 胡桃 : ぽんぽんと頭を撫でて立ち上がる
[メイン]
早瀬ユウカ :
…………。
探偵ばかりに泥を被らせるわけにはいかないわ……堂主が奈緒ちゃんの気持ちを大切にしてあげるなら、助手がそうしないわけにはいかないでしょ……もう。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「それじゃ、お姉ちゃんたちはもう少し用事があるから……また一緒に遊びましょうね」
[メイン] 胡桃 : 「またね~」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「うん!またね!おねえちゃん!」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 来たときとは違って明るさが戻った表情で、再度その場からかけていった。
[メイン] 胡桃 : 「さーてもう一仕事だ。この家の人に伝えなきゃね」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「はい。……信頼してますよ、探偵さん」
[メイン] 胡桃 : 「任せてくれたまえワトソンくーん」
[メイン] GM : フタリソウサシーン終了。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 真相フェイズ
[メイン] 胡桃 : 「みなさんお集まりいただきありがとうございました」
[メイン]
胡桃 :
事件が起こったあの部屋
客人に過ぎない小娘が、やけに偉そうに語る
[メイン] 胡桃 : 一室には奈緒を除くすべての住民が集められているはずだ
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「………」
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「…じいちゃんを病院に連れて行って、帰ってきたら急に何なんだよ?」
[メイン] 胡桃 : 「いや~すみませーん!ちょっとお話したいことがあるの!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「あっ……えっと、すみません。紹介がまだの方もいますね」
堂主堂主、と袖を引っ張って
[メイン] 桂川祥子(かつらがわ しょうこ) : 「…お父様のお知り合いだと存じています」
[メイン] 胡桃 : 「え?」
[メイン] 胡桃 : 「あっやべ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「やべじゃないです!」
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : 「…大丈夫なのか?」
[メイン] 胡桃 : 「えーと!桂川先生の教え子でふーたおっていいまーす!」
[メイン] 胡桃 : 「探偵やってます!(ドヤ)」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……同じく、教え子で助手の早瀬ユウカです。……こう見えて彼女の腕は確かなので、温かい目で見守ってもらえると」
[メイン]
桂川緑(かつらがわ みどり) :
「…私も少し話をさせてもらいましたが、しっかりしているので話を聞いてあげて下さい」
助け船を出すように他の4人へとそう告げて。
[メイン]
早瀬ユウカ :
ありがとう、緑さん……
……まあ、緑さんと話してた時は堂主、アレだったけど……
[メイン]
胡桃 :
「いや~ご挨拶が遅れてごべーん!」
「私とワトソンくんが超絶優秀無敵すぎて先に解いちゃったんだよ!」
[メイン] 胡桃 : 「───この事故の真相をね」
[メイン] 胡桃 : 小悪魔のようにニヤリと笑う
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
「……大事にせずお願いしますね」
再び釘を刺すようにそう告げて。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……。」
それが助手の役割であるというかのように、対照的に静謐を保つ。
[メイン] 胡桃 : 「ところで信代さん、どうしてそんなに隠したがるんです?」
[メイン]
胡桃 :
「一家の長が倒れられた。しかも原因が毒と分かり切ったうえで」
「なぜ通報しない?これは社会一般常識としてあり得ません」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「……あの人が見込んだ方達だもの、もうわかっているのでしょう?」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「私に守りたいものがいるってことに」
[メイン] 胡桃 : その言葉を聞いて
[メイン] 胡桃 : 首を横に振る。
[メイン] 胡桃 : 「守りたいなら猶更」
[メイン] 胡桃 : 「正しい方向に教え導いてあげなきゃね」
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
「………」
黙って口を噤む。
[メイン] 胡桃 : 「信代さん以外には見当ついてない方もいると思いますので、ご説明しましょう!」
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「ああ。俺が一番わけがわかんないから頼むよ」
[メイン] 胡桃 : 「分かりました!では一から!はいユウカっ、ホワイトボード持ってきて!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「はいはい……」
……さっきは自分で出してたじゃないですか。
[メイン] 胡桃 : 「ヨシ!ありがとう」
[メイン] 胡桃 : そうして小さな堂主は、今度はペンではなく指し棒を持って事件のあらましを説明し始める
[メイン] 胡桃 : せっかくだし【知ってたカード】に沿う!
[メイン] 早瀬ユウカ : !
[メイン] 胡桃 : 「まず先生が倒れられた原因は……」
[メイン] 胡桃 : 「”ヒガンバナの毒”に間違いありません」
[メイン] 胡桃 : 「私たちが来たあと、緑さんが追加で持ってこられたお茶。それを淹れる時に使った急須に、ヒガンバナの花弁が混入した。これのせいで先生は毒を食らったのです」
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : その言葉に緑と顔を見合わせて
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : 「…その時は俺も緑と一緒にいた、誰がそんなことを!?」
[メイン] 胡桃 : 「この家の庭に彼岸花が咲いていることは調査済みです。この家の住民ならだれでも手に入れることができた」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「……!?」
[メイン] 桂川祥子(かつらがわ しょうこ) : 「じゃっ、じゃあ、この中に犯人がいるっていうの!?」
[メイン]
胡桃 :
「おーっと焦らないでくださいご婦人!死が近づいちゃいますよ!往生堂のお世話になりますか!」
けらけら笑いつつ
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……堂主」
[メイン] 胡桃 : 「冗談でーす」
[メイン] 胡桃 : 「ね、ユウカ。彼岸花の毒入りお茶の他に、持ってきたお盆には変なものが乗ってたよね」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ええ。緑さんも、もしかするとお盆を運ばれる時に目にしていたかもしれませんが」
[メイン] 早瀬ユウカ : そう言って、お盆の実物を運んでくる。
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : こくりと小さく頷いて。
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「…本当だ。どれもうちの庭に咲いてる花だ」
[メイン] 胡桃 : こくりと頷く
[メイン] 胡桃 : 「彼岸花。撫子。桔梗。すべて庭で確認できました」
[メイン] 胡桃 : 「そして……私は、いえ私たちは。庭でよく遊んでいるという、とある人物を目撃しています」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「………」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「………」
[メイン] 胡桃 : 「奈緒ちゃんですね」
[メイン] 胡桃 : あっけなくも、しかしハッキリとそれを告げた
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「はあっ!?何だよ、それじゃ俺の娘がじいちゃんのお茶に毒を入れたってのか!?」
[メイン] 胡桃 : 「おっと落ち着いてください!あんまりイキると急に刺されちゃったりしますよ!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「堂主!」
[メイン] 胡桃 : 「ごべん」
[メイン] 胡桃 : 「……裏付けはそれだけではありません。緑さん。お茶を用意したのはあなたですが、その時智久さんも同じく厨房に居たと、ユウカに証言したそうですね」
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : 「…そうなのか?たしかに僕も奈緒が台所にいるのは見たが…」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…ええ。最初は私が疑われていたのだけど」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……その折は失礼しました」
頭をぺこり、と下げる
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…いえ、蒸し返す気はありませんので」
[メイン] 胡桃 : 「居たんですね?奈緒ちゃんが」
[メイン] 胡桃 : 「ただの1秒たりともあの子から目を離さなかったと、おふたりは証言できますか?」
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : 「……それは」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「………」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 二人とも口を噤む。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……そもそも、緑さんにお話を伺った時も、途中で思い出したかのような言い方でしたし……すなわち、奈緒さんの印象は薄かったと言えるかと」
[メイン] 胡桃 : 「流石だワトソンくん」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………」
ちょっと得意そうにする。
[メイン]
胡桃 :
「…………事故の真相は、以上です」
「あとは最後のピース……そう、動機ですね」
[メイン] 胡桃 : 「3歳の桂川奈緒が遺産どうこうで曾祖父を手にかけるとは、あまりにも考え難い」
[メイン] 胡桃 : 「……彼女は……」
[メイン]
胡桃 :
「曽祖父を元気にするため、綺麗なお茶やお花を見せたかった。」
「ただそれだけでしょうね」
[メイン] 胡桃 : 「だからこそ夫人も、庇われた。あの子を」
[メイン] 胡桃 : 桂川信代を見る
[メイン] 桂川祥子(かつらがわ しょうこ) : 「…そうなの?お母様」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「……はぁ」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「…ええ。すべてその子が言った通りよ」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「あんなちっちゃいひ孫に、お前があの人を殺しかけた…なんて言えますか」
[メイン]
胡桃 :
「言えるわけがない」
「当然、私も」
[メイン] 胡桃 : 「ユウカも」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………。」
黙って胡桃の言葉に頷く。
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「…警察沙汰になったらすぐにわかる、だから身内だけで…と思っていたのだけどね」
[メイン] 桂川信代(かつらがわ のぶよ) : 「とりあえず大事にしないでくれてありがとうございます」
[メイン] 胡桃 : 「言っとくけど……」
[メイン] 胡桃 : 「私は桂川先生から仕事の依頼を仰せつかってるんだからね」
[メイン] 胡桃 : 「遺産相続に関する遺言の証人になってくれって。……だからあの人、誤解してるよ。犯人がいるって」
[メイン]
胡桃 :
「このまま誤解したまま、あの人が死を迎えたら、あんまりにも惨すぎるよ」
「それから……あなたたち奈緒ちゃんにずーっと曾祖父の死因を隠し通したままにしておくの?」
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
「…いえ、そんなわけにはいかないわね」
「あの人が遺産のことを考えてるなんて、露にも思っていなかったけど」
[メイン] 胡桃 : 「まあ…伝え方は任せるよ。今すぐ伝えろとも言わないし」
[メイン] 胡桃 : 「ユウカはどう思う?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「えっ……」
[メイン] 胡桃 : 「私さ。わりとズレてるところもある……って、よく言われるの。良いところも、悪いところも」
[メイン] 胡桃 : 「酷いこと言ってる…のかな」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………。」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……そんなことないわ。あなたなりに考えた結果が、こうやって奈緒ちゃん以外のみんなに打ち明けることだった……んでしょう」
[メイン] 胡桃 : 「うん」
[メイン] 胡桃 : 「そして今は、その事実を手前の口でちゃんと奈緒ちゃんに伝えろって言ってるの。わたし」
[メイン]
早瀬ユウカ :
頷く。
「……部外者の私が言っても説得力なんてないかもしれないけれど……私も、そうするべき……だと、思う」
[メイン] 胡桃 : 「………………そっか」
[メイン] 胡桃 : 少しだけ、リラックスしたようになり
[メイン] 胡桃 : 「ンマー……ね!」
[メイン]
胡桃 :
「庭にトリカブトも植えてたら危うかったかもだけど!」
あんまりにも不謹慎にけたけたと笑い
[メイン] 胡桃 : 「ヒガンバナならワンチャンあるって。先生が意識を取り戻せば、それで丸く収まる」
[メイン] 胡桃 : 「今は祈ろう」
[メイン] 桂川祥子(かつらがわ しょうこ) : 「…庭園を管理しているのは私です。そんなもの植えませんよ!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……もう」
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「…はぁ、まあ…じいちゃんはすぐにお茶を吐き出したから大事はないって医者は言ってたよ」
[メイン] 胡桃 : 「なーーーーーんだ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「!」
[メイン] 桂川拓実(かつらがわ たくみ) : 「ああ。すぐに連絡してくれたあんた達に感謝しないとな」
[メイン]
桂川拓実(かつらがわ たくみ) :
ぺこりと2人にお辞儀をして。
「…それにしても、じいちゃんはともかく、奈緒にはどう言ったもんかなぁ」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「いえいえ……」
「……堂主もさっき言った通り、すぐに伝える必要はないと思います。ただ……」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……そうですね。このようなことがないよう、先生と一家団欒の時間をもう少し長くとってあげてください。そうすれば……」
「きっと、奈緒ちゃんが一人心配する必要もなくなるでしょうから」
[メイン] 桂川智久(かつらがわ ともひさ) : 「…僕や緑が奈緒が台所に入ってきたときに注意していなかったのも悪かったのもある」
[メイン] 桂川祥子(かつらがわ しょうこ) : 「そもそも奈緒ちゃんが彼岸花を食べていたかもしれないのよね」
[メイン] 桂川緑(かつらがわ みどり) : 「…はい、そうですね。もっとしっかりとみんなで話して、同じような間違いが起きないようにします」
[メイン] 胡桃 : 「それでヨシ!」
[メイン] 胡桃 :
[メイン]
胡桃 :
「……まあ一件落着ではないんだよね。先生の遺言証明しなきゃだからしばらくは病院にも通わなきゃだ」
「付き合ってくれたまえワトソンくん」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……あっ、そうでした…!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ふふっ、でも……この様子だとそれも杞憂になりそうですけどね」
少なくとも、この家族間で遺産の争いを始めそうには見えない。
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
解決し、家を出ていこうとする2人に声をかけて。
「あの人は遺産なんて弱気なことをいっていますけれど、まだあと10年は生きますよ」
[メイン]
桂川信代(かつらがわ のぶよ) :
「またあの人が元気になったらいらしてください。きっと喜びますから」
そう言って笑うのだった。
[メイン] 胡桃 : 「へえ!じゃあ次は百寿だ!」
[メイン] 胡桃 : 「えへへ、その時には世紀の名探偵と名助手になってごらんに入れましょう~」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ですね。はいっ、その時はぜひまた」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………。」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……堂主、それ……私と10年来の付き合いを……」
[メイン] 胡桃 : 「え?」
[メイン] 胡桃 : 「しないの?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………考えておきます…!」
[メイン]
胡桃 :
「?????」
わたし変なこと言ったかなあ?
[メイン] 胡桃 : 「ま、いいや。帰ろ?往生堂」
[メイン] 胡桃 : すっと手を差し出す
[メイン] 早瀬ユウカ : 「はいはい」
[メイン] 早瀬ユウカ : 差し出された手にぱしり、と応える
[メイン] 胡桃 : 「にひひ」
[メイン] 胡桃 : にやりと口角を上げて
[メイン] 胡桃 : そのままウキウキと帰るのだった
[メイン] 胡桃 : ……仕事が山積みのたまり場に。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 終了フェイズ
[メイン] GM : 玄関を出て門へ向かう途中、小さな影が2人の前に駆け寄ってくる。
[メイン] GM : 見下げれば息を切らした奈緒の姿があった。
[メイン] 胡桃 : 「んあ?」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「ひいおばあちゃんが……こうしたらだいじょぶだからって……」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「なおがいちばんすきなおはななの、あげる」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「これは……」
[メイン] 胡桃 : 「ほほう?」
[メイン] GM : そういうと折り紙を巻かれた彼岸花のブーケを2人分差し出してくる。
[メイン] GM : 2本の彼岸花をまとめた折り紙は、それぞれ赤と青のようだ。
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「あのね……また、きてね。つぎはいっしょにあそぼ」
[メイン] 胡桃 : 「いいよ!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ありがとう!……ええ、もちろん!」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「わあ…!ありがとう!」
[メイン] 胡桃 : 「これからもおうちの人の言う事ちゃんと聞くのよ?」
[メイン] 胡桃 : 「そしたらいくらでも付き合ってあげるからさ」
[メイン] 桂川奈緒(かつらがわ なお) : 「うん!なおね、いい子にしてる!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「よしよし、えらいえらい」
[メイン] GM : そして奈緒はどこか貞文の面影を感じる笑顔で2人を見送るだろう。
[メイン] GM : 夕陽に照らされ伸びた影は、大きく手を振っていた。
[メイン] 胡桃 : 「ん~」
[メイン] 胡桃 : 「うふふ。赤に青……私たちみたいだね」
[メイン] 胡桃 : 「まあ私は黒とか茶要素のが多いんだけど!あはは!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……はぁ。堂主がお花みたいだね、とか適当なこと吹き込んだからでしょう」
[メイン] 胡桃 : 「それもそー!」
[メイン] 早瀬ユウカ : くすくす、と笑いながら。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ん……そうでしょうか? 珍しい、洞察力に優れた探偵さんらしくない発言ですね」
[メイン] 早瀬ユウカ : とん、と踏み出して、胡桃の顔を覗き込む……正面から夕陽に照らされた顔を。
[メイン] 胡桃 : 「ん~?どした、の…?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ね?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「似合ってますよ、赤」
[メイン] 胡桃 : 「…………ありが、とう?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 珍しく当惑する様子に、くすり、と再度顔を綻ばせ。
[メイン]
胡桃 :
「えっ、えっ……」
というか近……
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……どういたしまして! ほら、私たちも帰りますよ」
[メイン] 胡桃 : 「?????????」
[メイン] 胡桃 : 「わかった」
[メイン]
胡桃 :
困惑と、そして緊張で
ほっぺたを、彼女の好きな朱色に染め上げて
少しだけ汗をかきながら
[メイン] 胡桃 : 再びユウカと手を繋いで自宅へと歩いていく
[メイン] GM : 並んだ2つの影が、まるで彼岸花が揺れているようで。
[メイン] GM : ──これからもフタリの物語は続いて行くのだろう。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : フタリソウサ「喰みず 花水 捨て子花」
[メイン] GM : 調査終了
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 宴だァ~!!!
[メイン] 早瀬ユウカ : 宴ですよ〜〜〜〜〜〜!!!
[メイン] 胡桃 : 宴だァ~~~~~~~~~~!!!!